きちんとした長そでシャツ12

作品データ
サイズ: 
105~115cm
着たころ: 
4歳11ヶ月~(春)

ストライプです。
シャツというより、ほとんどワイシャツのようです。去年の七五三や今年のお正月のときもそうだったのですが、衿がややかちっとした服をきせると、子供ながらに気持ちが改まるみたいで、かっこうつけているのがわかって面白いです・・・。
まだ作業中なので、いろいろ間違ってます。もうしばらくお待ちくださいね。

衿、ようやく左右の重なりがきれいにでたように思います。接着芯の効果も大きいと思います。今回の接着芯は、衿の台衿裏側だけ、本でも厚めと書いてあった部分に、ダンレーヌSX3。これがとても仕上がりがよかったです。硬いだけでなく、しなやかです。メンズはこれがいいです。でも衿の他の部分やその他の部分はダンレーヌR3000。いくつか試し貼りをしてみて考えたのですが、、、。やや薄かったかなぁ。にしても、芯がいいと、ほんとうに「しなやかっ」て感じで、上質感があります。

後ろからみるとこんな感じ。
前から見るとこんな感じ。くまちゃんのハンガーとあわないくらい、かわいい系でないです。
衿を立てるとこんなにしなやかにきれいにたちます。この接着芯のおかげのようです。
後ろヨークに黒のネームタグは定番にしています。手持ちの糸の色(えんじ)と、生地の色(えんじ)が、どうもまったく同じだったので、後ろヨーク付けのと ころはとくに、ステッチを3本ほどいれて、デザイン的にバランスをとってみました。50番の糸ではなく、30番にすればよかったかな。もっと映えたかも。
 
前あわせは、上前は前立てをつけ、下前は3つ折タイプにしてみました。なので、型紙も、左右前身ごろで別々です。やはりこれがいいです。前回のとすこし違 うやり方です。どちらでもokみたい。ストライプの模様の出方のバランスで今回はこれ。裏からみると、違いがわかるかなぁ。
背中側のヨークにネームタグ。30番のテトロン糸でぐるっと一周ステッチです。これはもう定番。
上前立てには、ついにFLテープを入手して試して見たのですが、バイリーンであったこともあり、やはりバイリーンの接 着芯のような仕上がり。前立てにぴったりというわりには、質感にしなやかさがなく紙っぽい・・・。ダンレーヌでもFLテープがあったらうれしいのに なぁ・・・。でも、FLテープを使うと、接着芯の裁断時に、かなり接着芯を節約できるので、高めの接着芯を使うようになったところでは、とりあえずメリッ トがあるので、しばらく使って見ようと思います。
実は、今回の失敗、、、は前回型紙の補正を忘れ・・・。また袖口のサイズが1cm長かったこと。型紙上も裁断上も、理論値では大丈夫なはずなのに、、、脇を縫うときに間違えたのかなぁ。しかたないので、袖のタック2本ずつを、5mmずつ深くして対処。うーん。
またもや子供のリクエストでフラップつき。今回はフラップをおろしたままペンがさせるようにしてみました。でも子供には危ないから、ほんとはしないでね、と念を押しました。
左右の脇、型紙ではストレートなのですが、そうするとストライプの柄あわせが気になってしまいます。この布はストライプの柄の一部が薄くすけるようになっ ているので、その部分が縫い目にあたるのはかなりつらいです。いっそのこと、この部分の型紙はカーブとかにしてしまうほうがよいかも。
前回の反省で、接着テープは控えめにはりました。
前立ての左右が重なるところ、ここは不本意ながら少しずれています。
制作データ
材料費: 
ボタン980円、HAND MADEタグ 25円、サイズタグ 8円、ネームタグ 25円x2、洗濯ネーム11円
素材: 
綿100%
素材入手先: 

布はグリーンファブリックス、ネームタグ・ピスネームはネオ・ジャパン、洗濯ネームは孝富、ネームボタンはアイリス、黒地のサイズタグはSHOPヤナギサワ

針: 
11号、ボタンホールとタグステッチは14号
糸: 
地縫い・ステッチはアサヒ熊テトロン50番538(えんじ)、ボタンホールとタグステッチはアサヒ熊テトロン30番538(えんじ)、ボタンつけはシルコート20番 (黄緑) 薄手の生地だったけれど、ステッチは50番ではなくて30番にしてもよかったかも。
型紙: 
『手作り子供服 (2003~2004年版)』p98の製図をもとに、少し補正したもの
参考

手作り子供服 (2003~2004年版)』p59の写真、p98の製図

「シャツカラー82」『衿のデザイン188』p45

「玉虫シャンブレーのスタイリッシュシャツ」『クライ・ムキのメンズシャツカタログ』p48-49

「前立てをつけたあき(略前立て)」『合理的なテクニックを写真で学ぶ1 工夫されたあきの縫い方』p19

上前と下前のパターンを変えるために『写真解説ソーイング 洋裁編 洋裁のこつ85』p47

カフスの長さと短冊(短冊と下側短冊の2枚でセット)の製図の参考に、「袖口のあき 短冊あきとカフスつけ」『合理的なテクニックを写真で学ぶ1 工夫されたあきの縫い方』p61-64

下側短冊の参考に、「玉縁布の折り方の順序」『合理的なテクニックを写真で学ぶ1 工夫されたあきの縫い方』p58

短冊(1枚で短冊と下側短冊になっているもの)の参考に、「短冊あきの袖口の縫い方」『合理的なテクニックを写真で学ぶ1 工夫されたあきの縫い方』p48

台衿がきれいに立つために、「台衿つきシャツカラーの問題点 1,2」『試着前試着後の型紙補正』p96 で台衿のパターンを補正

「衿(台衿つきシャツカラー)」『わかりやすい裏布と接着芯のつかい方』p88

「」『接着芯の本

「基本型Aの早縫いシャツ」『クライ・ムキのメンズシャツカタログ』p22-31, p44

台衿がよりきれいに縫えるように、「台衿つきシャツカラーの縫い方」『写真解説ソーイング 洋裁編 部分縫い・基礎知識』p42

折り伏せ縫い始末、「シャツスリーブの縫い方」『写真解説ソーイング 洋裁編 部分縫い・基礎知識』p51

カフスがよりきれいに縫えるように、「カフスのつけ方」『写真解説ソーイング 洋裁編 部分縫い・基礎知識』p49 はしっこの縫い代の始末のしかた

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