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たいとる: 153 . [わ〜い]「買ってはいけない」の本のこと
おなまえ: penchan
書いた日: 1999/7/23(13:02)
おへんじ元: [う〜ん] 151. 安全な食品って。。。 [はるはる] 1999/7/22(23:03)

こんにちは。はるはるさん。

「買ってはいけない」という本、
私は読んではいないのですが、
会社の上司が(女性、よく一緒にお昼を食べてます)読んだそうで、話してくれました。
彼女は忙しい人なので、途中で、これではなにも食べられなくなると、読むのを止め
たそうですが・・・

そう、忙しければ、こういう本は、見ないふりしといたほうが・・・

それにしても、聞いていて、どうも、生活クラブ生協の「生活と自治」という月
刊の小冊子、の内容に似ているなぁ、と思いました。

最近では、塩ビを使ったラップ(今さかんに、非塩ビのより使い勝手がいいよね、
とテレビコマーシャルしてますが・・・)会社に対し、「生活クラブの人は燃やし
てもダイオキシンのでないラップを使っているが、組合員が贈答品などでもらっ
た御社のラップを、回収して塩ビを安全に処理してくれないか」と申し入れ、2社
は受け付けてくれたが他の会社は無視した、と名指しで出ていたり・・・

遺伝子組換の大豆やとうもろこしが入っているものは、調味料レベルから徹底的
に排除し、ダイオキシン対策にも包装容器も大々的に再チェックしてる。。。し
かもそれを全部、情報公開してる。組合員に知らせて買ってもらうことで、生産
者にきちんと改善を要求する。その要求に応えてくれるところだけと提携する・
・・。ものすごい情熱・・・。

まぁ、過激な生協ではありますが・・・
でも消費者団体としては、非常に強いところみたいです。

今のところ、北海道、青森、岩手、山形、仙台、群馬、栃木、埼玉、茨城、千葉、
東京、神奈川、山梨、長野、静岡、愛知あたりにあるみたいです。

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無農薬に近い状態で育てたキャベツね、春はよく穴があいてて、さっさとたっぷ
りつかってしまわないと、 5mmくらいのちっこいあおむしがなかのなかほうまで
食べ進んでしまうから・・・いんげんなんかもね、ちょっと黒っぽいところとか
もあるんだけど、そういうところだけちょっとよけてあげればいいだけのこと。

肥料はね、たい肥などの有機肥料のは、化学肥料のより安心で、おいしいですよ。

有機無農薬をめざしてつくっていると、ずっとずっと手間がかかります(農薬使っ
たり、化学肥料を使ったり、除草剤を使ったりするほうが、ずっと簡単)。

でもそういう野菜を買ってくれるところは少ないみたいで、生活クラブで契約し
ている農家の野菜でも、たまにたくさんとれすぎて、しかたなく市場に出すと、
曲がったきゅうりや穴のあいたキャベツなどはほとんど値段がつかないそう・・
・。せっかく手間暇かけてつくってくれたのに。

家庭菜園ならなんとかなるけれど、農家としてやっていくには、かなりつらいこ
とと思います。それでもなんとかそういうふうにつくってくれる農家を大事にし
ていかないと、どんどん薬漬け・化学肥料漬けの野菜を食べることになってしま
います。というか、おいしくないから、どんどん野菜を食べなくなってしまうの
でしょう。

とはいえね〜、野菜もずいぶん品種改良されてるからね〜。
家庭菜園で自分で種をまくときは、なるべく新しい品種でないのに、と思うのだ
けど、できたのを買う場合は、そこまでは難しいから・・・

野菜に限らず、お肉、お魚、お米やパン、調味料、あらゆる食品は、なるべく、
原型をとどめたものを買うようにしておくほうが安心です。
加工度が高くなるにつれ、遺伝子組換や、ポストハーベスト(収穫後農薬)たっ
ぷりの輸入野菜・果物、化学調味量や保存料をたっぷり食べてしまう可能性が高
くなりますから。

まぁ、そんなこといって、元気に生きたからといって、それだけのことだけど。。。

結局、できる範囲、やれるところからやっていくしかないけど。自分でつくれな
い分は、きちんとした生産者を選んでいくこと、そういう生産者を育てるような、
買い方をしていくことが大切だと思います。

学生のとき、福祉経済の村上雅子先生におそわったことに、「消費者1人の行動が
社会を変えて行ける」、っていうようなことがありました。それが、生活クラブ
生協で実践されてるのを感じます。情報を提供することによって、消費者が何を
買い、何を買わないかを、きちんと決めて行くこと。だって生産者は、消費者に
売れるものをつくるしかない面があるから・・・。

だから、「買ってはいけない」の本にのっていたようなものを、1人1人が買わない
ようにしていけば、確実に、そういう商品は方向転換をせまられるのでしょう。
数年、数十年後、どうなっているのでしょうね。


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