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たいとる: 339 . [わ〜い]お鍋について(超長文です)
おなまえ: ひろこ
書いた日: 2000/4/14(04:26)
おへんじ元: [?] 337. ステンレスの鍋についての質問 [おふみ] 2000/4/13(13:06)

おふみさん、こんにちは。

ステンレス鍋ユーザーとして、わかる範囲でお答えしますね。

アルミの摂取がアルツハイマーの原因になるという説ですが、アルツハイマー患者の脳を解剖したところ、アルミの沈着が見られたことを根拠としています。が、アルツハイマーを発症して脳の防御システムが狂い、結果としてアルミが沈着したという可能性もありますし、これだけではアルミを悪者と決めつけるには不十分という意見が主流の様です。
また、水酸化アルミニウムは、制酸剤として胃潰瘍の治療にも使われています。胃薬によって摂取するアルミの量は、アルミ鍋から摂取するのとは比べ物にならないほど多いです。でも、アルミが配合された胃薬が原因でアルツハイマーを発症したという報告は、聞いたことがありませんよね。(^_^;
しかし、アルミが完全にシロである事を裏付けるデータもありませんので、現時点で私達の取れる行動は「あまり気にしない」か、「疑わしきは避ける」のいずれかであると思います。
我が家の場合は、夫が腎機能に障害があるので、後者のスタンスでいます。

アルミ製の調理器具がアルツハイマーの原因かどうかはさておき、丈夫で美しくて焦げ付かないという点だけをとっても、充分ステンレス多層鍋は魅力的ですよ(^_^)

アルミの鍋は、酸やアルカリに弱いです。以前アルミ鍋でルイボスティーを作ったら、鍋の内側が真っ黒になってしまいました。ルイボスティーはアルカリ性なんでしょうね。きっと。
レモンや梅干しを使った料理をアルミ鍋で作るのも、上記の理由からお勧めできません。
しかし、ステンレス鍋なら、アルミ鍋ほど神経質になる必要はありません。
#こういう調理には、本当はガラスやホーローの鍋が向いてますよね。私も一つぐらいは欲しいな。

丈夫で酸やアルカリに強いステンレスの性質と、軽くて熱効率の良いアルミの性質の両方を取り入れられるのが、多層鍋ということになります。

■妙に軽くて安い物・・・おそらく薄手のステンレス1層鍋でしょう。焦げ付きやすいので、肉や魚を炒めてから煮込むという用途には向かないと思います。カレーやシチューを温める時も注意しないと底だけ真っ黒ということになりかねません。でも軽くて持ち運びが楽なので、おでんやパスタ専用の鍋として、このタイプの大きめの鍋を買うというのは悪くない選択だと思います。

■3層・・・全面3層という鍋は多分みたことがないのですが、あるんでしょうか? フィスラーやクリステル、WMFのお鍋は、底面がステンレスとアルミの3層、側面はステンレス1層です。
底面が厚く作られている場合が多く、シチューなど粘度の高いものを長時間煮込んでも、焦げ付きにくいと思います。(私は持ってないので、詳しいことはわかりません(^_^;) お店の人に聞いた話では、クリステルの鍋を揚げ物などに使うと、側面が焦げ付くことがあるそうです。
メーカー名は忘れましたが、底面に銅線をサンドした3層鍋もあるらしいです。

■7層・・・ビタクラフトやジオプロダクトの鍋がこれにあたります。なんの裏付けもありませんが、個人的には5層以上なら7層だろうが9層だろうが大差ない様な気がします。層の数が多くなればなるほど、成形が難しくなり(特に寸胴の場合)、それが値段に反映されます。(^_^;
ほとんどの製品が、蓋や本体の取っ手などが壊れた場合は、部品を取り寄せることができます。
保証期間も10年や15年と長いものが多いです。
メーカーの見解としては、層が多くなればなるほど、熱の回りが均等になり、冷めにくく、おいしく調理できるそうです。が、毎日9層鍋なんて使ってたら、腱鞘炎になりそうなので、私はパスです(^_^;

あと、ステンレス1層の鍋は、電磁調理器には使用できません。3層以上の鍋であれば対応している場合があります。説明書を確認なさった方がいいでしょう。

使用上の注意ですが、説明書に書いてある通りに使用すれば問題ないと思います。
私が使っているのは、底面・側面ともに5層のステンレス鍋ですが、お手入れは(いつもピカピカにしたいというのでなければ)簡単です。しばらく水につけておけば汚れが自然に剥がれ落ちて来ますので、スポンジでこすればOKです。
#ピカピカにする場合は、酸が配合されたステンレスクリーナーを使います。
ステンレス1層の鍋や、底面のみ3層の鍋の側面についた焦げ付きは、落とすのが大変と聞いたことがあります。ご参考までに。
あと、確かにステンレスは腐食しにくいですが、酸っぱいもの、塩気の多いものを調理後も入れっぱなしにするのは、良くないです。(これは金属製の鍋すべてに共通して言えることだと思います。)

フライパン倶楽部というHPに行くと、お鍋の素材や用途に関するQ&Aがあります。
なかなか充実していますので、そちらも参考になさると良いと思います。

http://www.furaipan.com/

ご自分に合った鍋を見つけて、末永く愛用して下さいね。(^^)/~~~

P.S. 私はお鍋業界の回し者ではありませんので(^_^;


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